再議決への布石でしょうか…
福田首相が緊急記者会見を行い、新提案と言って、道路特定財源について声明を発表しました。
内容は21年度から道路特定財源を全額一般財源化する案を中心に、暫定税率については維持することで理解をしてほしいという事だそうです。
しかし、残念ながらこの内容では、民主党は受け入れられません。
福田首相は、日本銀行総裁人事の時と同様で、はじめから賛成してもらえないと分かっていることを提案する事で、後で再議決した時に文句を言われないようにするという事でしょう。

これだけ道路族議員、道路役人の無駄遣いが暴露されながら、暫定税率の部分について、そのままと言うのも、随分ひどい話です。
一般財源化と暫定税率廃止はセットです。
国会組、最後まで頑張って下さい。

ちなみに民主党は、暫定税率廃止に伴っての混乱の発生を防ぐ為に、ガソリン税以外の、租税特別措置を別に採決する提案と、暫定税率廃止後のガソリンスタンドに対する法案を提出しているが、自民党に潰されている。
これは、マスコミではあまり報道されていない。
ひどい話だ。