dekakiyo2005-05-23

英国ハート・セキュリティー社での斎藤昭彦氏の安否調査報告
藤田幸久国際局長を通じ、国際会議出席のため訪欧中の鳩山由紀夫イラク法人拘束事件対策本部長へ、英国ハート・セキュリティー社での安否調査の要請があった。
 訪欧議員団は直ちにその要請を承諾し、藤田幸久国際局長と連携をとりながら、行動を開始した。

 15日、英国入国後直ちに、在英日本国大使館の方々と会合を持ち、最新の情報収集、及びハート・セキュリティー社での打ち合わせをおこなった。

16日、ロンドンのハート・セキュリティー社を訪問後、付近のホテル会議室に場所を移し、斎藤昭彦さんの安否、最新情報を1時間半かけて調査した。
 ハート社側は、Simon Falkner最高業務責任者、Charlie Stuart氏,Charlie Trietline氏の出席があった。斎藤さんの状況、襲撃地点、任務、携帯した武器、ハート社と米軍の連携などを尋ねた。Simon Falkner最高業務責任者から現状について、「生きているか、どうかも分からない」、また襲撃地点について、当初伝えられたアルアサドの南方、ヒートの北西30キロの地点は誤りで、実際はヒートの東5キロの地点である等の新事実を引き出した。
 会談終了後、鳩山由紀夫イラク法人拘束事件対策本部長が、ホテル前で短めの記者会見を行い、帰路につく。

 17日、成田到着後直ちに、千葉県幕張のホテルの一室で斎藤博信氏(実弟)に面会し、ハート・セキュリティー社からのメッセージ、「斎藤氏の安全に心からの祈りを奉げるとともに、同僚でもあり、友人でもある斎藤氏の行方がわからないことについて胸が痛む。」と伝えた。斎藤博信氏は、感謝の辞を述べるとともに、「兄の軍人としての人生から思えば、政府と犯行側の交渉を望んでいないのではないか。私ども家族もそれを望んではいない。」と述べた。
 同日、午後6時、川端幹事長に報告をし、その後、午後6時半、鳩山由紀夫イラク法人拘束事件対策本部長による記者会見がおこなわれた。

以上