アスベスト問題

アスベストによる健康被害が顕在化している。
「静かなる、時限爆弾」といわれ、石綿肺、肺がん、悪性中皮腫等の重篤健康被害を全国に引き起こしている
私が小学生のころ、校舎に使われているアスベストが健康に悪影響をおよぼすと、大人が言っていたことを思い出す。
その時は、子供心に学校に来ないわけにもいかないし、どうすればいいのだろうか?とか、
具合悪くなるのかな?とか、実に小学生らしい疑問を持っていた気がする。
これほど、以前から危険が察知され、小学生でも知っていたにもかかわらず、国の対応が遅れ、国民に重大な健康被害をおよぼしていることは、行政、政府の致命的な落ち度である。
我々、民主党アスベスト問題プロジェクトチームを結成し、アスベスト問題に対して取り組んでいるが、つい先日、私の所属する厚生労働委員会においてアスベストの集中審議がおこなわれた。
審議の中においても旧労働省、旧厚生省、旧環境省の連携や対応の不備についての、落ち度を認める答弁に終始した。
我々、民主党としては、プロジェクトチーム中心に現状把握を進めるとともに、今国会でアスベストによる健康被害に限定して労災請求の時効期間延期を盛り込んだ労災補償保険法改正案を提出する予定。