今日は、平沼赳夫先生のお話。
田中先生、平沼先生の様に、政権の中心におられた方のお話を連続で伺えるのは、大変勉強になる。

とても聞きごたえのあるお話でした。
これだけ筋の通った方を、自分たちの生き残りのために潰そうとした自民党
その代わりが、料理評論家に、ニート、、、、
何でもありありの政党と戦っている事を、再認識。

今回、一新会の勉強会の講師をするのに、自民党筋からの圧力がかかったらしいが、筋を通してお越しになられた。
平沼先生には、政権交代のために、このまま筋を通していただきたい。

先ずは、郵政解散について。
平沼先生は、小泉郵政改革が、アメリカの言いなりの売国的行為だと指摘。
アメリカからの生の年次改革要望書をご覧になられている元経済産業大臣ならではの説得力のある話。
ソロモンブラザーズのゼーリックが年次改革要望書の作成者にいたことについてお話になられた。
そして、長銀についても。
あの時政府は、8兆円つぎ込んで、リップルウッドに10億で売った。
そして、長銀から衣替えした新生銀行が2004年2月19日に上場したことで、2200億円以上の利益を得た。
同じように、狙われていると。
私も、総選挙の際、同じことを主張していたが、有権者に届かせることができなかった。
一年ぶりに、悔しさを思い出す。

その後、領土問題、教育問題へ。
教育問題では、民主党教育基本法に対して、お誉めの言葉を頂く。

そして、皇室問題へ。
小泉総理の皇室有識者会議についての批判からはじまる。
メンバーのうち、2人だけが専門家で、残りのメンバーはロボット、自動車、ギリシャ文学の専門家等であって、皇室における有識者ではないと切り捨てる。

男系の問題については、ヘブライ大学のベン・アミー・シロニー博士の言葉を引用。
「日本人は皇室の大切さに気づいていない。
日本の皇室は世界の宝なのだ。皇室の持つ歴史の重みはその宝たる所以を物語っている。
確かに、「男系」というのは男女同権の原則を踏み外している。
ただし、踏み外すことが許される歴史の審判もある。
それは、「神聖であること」「伝統があること」、そして「文化に根付くもの」であること。
男性であることが当然というのは、ユダヤ教の聖職者「ラビ」がそうであり、ローマ法王がそうである。
そして日本の皇室はこれらを超える存在である。」

外交問題については、北朝鮮に対しては厳しい対応をするべきだと。
そして、アジア戦略については、経済産業大臣時代に、サウジアラビアにいった時、サウジアラビア国王が「アジアの東の端の大国の大臣よ、アジアの西の端の大国へようこそ」とおっしゃられたことについて言及。
大きくアジアを考え、人的資源交流を活性化すべきと。
通貨危機対応、戦後保証等を遅滞無く行ってきた日本に対する、海外からの期待の大きさ、そして、現在の健全ではない国連の改革をした上で、国連中心主義を考えるべきと指摘。

最後に、無所属議員はan independent Diet memberであり、誇りある無所属の平沼赳夫は、これからも独立した議員として活動すると宣言して、お話を終えられた。
是非、筋を通して、戦っていただきたい。