東日本大震災復興特別委員会の理事を拝命いたしました。
委員会では、復興基本法や、内閣法改正などの審議をします。
委員会は45人からなりますが、与党理事5人のうち、宮城県岩手県福島県からの理事は、私一人なので、責任の重さに身の引き締まる思いです。
復旧復興を通じて、日本の再活性化に全力で取り組んで参ります。
災害対策特別委員会の理事、法務委員会の理事、国土交通委員会の委員は、同僚議員の皆様の協力を頂きながら、引き続き務めて参ります。

先日の青森、岩手、宮城、福島、茨城の商業者、農業者、水産業者からの委員会でのヒアリングに引き続き、今日は、東日本大震災復興特別委員会の理事で、岩手、宮城、福島の知事との意見交換をいたしました。
当初は、3県の知事に、国会までお越し頂く予定でしたが、3知事のスケジュール調整が困難であることから、委員会の理事メンバーのみで現地にうかがうことになりました。
朝7時の新幹線に乗り、福島県宮城県岩手県で、それぞれの知事と意見交換をし、戻ってくるという強行日程でした。
宮城県においての私の要望と質問は、
1、福島第一原発事故に関連し、放射線量の測定を、もっと密度と頻度を上げ、特に、小中学校の校庭やプールでの測定をして、住民の不安解消、対応につとめて欲しい。
村井知事の答弁としては、「慌てる必要は無いと考えてきたが、牧草から許容値を超える数値が出てしまった。今後は、学校敷地内の測定も検討したい。」との答えでした。

2、東北地方の高速道路無料化が実現した場合、県の道路公社管理の仙台南部道路仙台松島道路について、県独自に無料化するつもりか、否か。そして、国への要望は?
「無料化の場合、県の道路公社管理の高速道路の減収補填について特段の配慮を求めたい。」との答えでした。
この件に関しては、前々から認識していた事の確認であるので、引き続き政府、国土交通省とつめていきます。なかなか、実現する上でハードルが高いのですが、頑張ります。

他の委員からは、先日の委員会でも問題になった水産特区に関する質問が複数ありました。
私としては、知事におかれましては、できるだけ、現場の意見を聞きながら、丁寧に対応して頂きたく思います。

他県においては、2次避難の問題、2重ローンの問題、被災した病院の復興に関する各県の対応、要望について伺いました。

三県でヒアリングしていて最も強く感じた事は、福島県は今そこにある原子力災害の脅威への対応で、復興のスタートラインにしっかりと立てていないということでした。
一刻も早い、原発事故の終結を、これからも政府に強く要望して参るとともに、東北地方の復旧、復興に全力で取り組んで参ります。