人と人をつなぐと、更なる可能性が生まれ、新しい事ができるようになります。
環境未来都市、植物工場、医療クラウド、海外、大企業からの投資、ボランティア、ライブ等、様々なご縁を結ばせて頂きました。
発災直後から、世界中の友人、知人から、多くの励ましと勇気、素晴らしい提案を頂きましたこと、心から深く感謝します。

今年は壬辰(みずのえたつ)の年です。
草木の内部に新しい種子が生まれ、その生命力が自然の力に後押しされ伸長することを意味すると言われています。
宮城3区にも、震災から10ヶ月が過ぎ、被災地にも復興の種子、新芽がみえるようになりました。

岩沼市の環境未来都市の選定等、発災直後から、国の制度を紹介し、関係者各位と連携し、提案、計画していた事業が、形になりはじめました。

そして、本日1月11日、私が誘致から協力させて頂いた事業の地鎮祭で、挨拶をして参りました。
さんいちファームによる、なとりフードファクトリーです。
この事業は、様々な公的支援を活用し、被災した農地の上で、通年栽培可能な植物工場を建設、運営する事業です。
被災地での植物工場の着工は、この事業が初となります。
被災した農業者が、被災した農地で、植物工場を建設して、毎日収穫し、毎日東京の外食チェーンに出荷するビジネスモデルであり、農林水産省が推進している6次産業化のモデルが名取市から生まれました。
年商一億二千万円を目指すそうです。
被災地の農業の復活とともに、雇用拡大のチャンスです。
この事業は、国だけでも半額の設備補助が受けられ、復興特区により、法人税、固定資産税の減免など、様々な公的支援がなされます。
今後は、この技術の被災地域での横展開と、海外への技術移転、輸出を進めていくべく、バックアップして参ります。
また、マスコミで報道されていましたが、我が選挙区の津波被害にあった2市2町の農地において、 国と民間が協力し、最先端の農業技術の実証研究を大規模展開されることになるようです。

被災地宮城の農業を、最先端の農業の力で再生することにより、日本の農業、世界の農業をリードすべく、これからも関係者各位と連携しながら、支援を頑張って参ります。

復旧、復興は、どうしても長い時間がかかります。
阪神淡路大震災では、復旧、復興が完了するまでに、17年かかり、仮設住宅がなくなるのに6年かかりました。
東日本大震災は、被災地区も非常に広く、地震に加え、津波原子力災害が発生している複合災害です。

そのような状況の中、復興復旧にかかる時間を何とか短縮すべく、国においては、復興庁や東日本大震災復興特別委員会などを設置して、復興を加速すべく頑張っています。
私も、被災者、国、自治体、企業、民間団体、海外の国々と連携しながら、復興を更に加速して参ります。


花火は、地元のボランティア団体「結の会」と、発災直後から食料支援、物資支援、ライブ等のイベントを実行してきた団体「LOVE for NIPPON」が共催した花火大会です。
以前は、1月1日の夜に花火大会を開催していましたが、今回は発災から10ヶ月ということで、1月11日に開催。
両団体とも、発災後からそれぞれと連携をとってきましたが、今回は、両団体をご紹介させて頂きました。
人と人をつなぐと、更なる可能性が生まれ、新しい事ができるようになる。
これからも、多くのご縁を結び、被災地の復旧復興を加速させて参ります。